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 世界の風力発電導入量ランキング

世界の風力発電導入量ランキング (エネルギー庁 2007年12月)

ドイツ 23.7%
アメリカ 18.1%
スペイン 16.1%
インド 8.4%
中国 6.3%

ちなみに日本は1.6%です。

世界風力エネルギー協会の発表では、2008年には、アメリカがトップになりました。その増加により米国は、
5000人の雇用がうまれたのです。

 
 世界風力エネルギーの今

世界風力エネルギー協会(GWEC、本部・ベルギー)の報告では、2009年1年間に世界で新たに建設された風力発電施設の規模は、大型原発25基分超に相当する3750万キロワット。

二酸化炭素(CO2)の排出量が少なく低コストとして、各国で関心が高まっていることが背景で、
米国と中国での建設ラッシュが目立ちました。


GWECによると、2009年、風力発電施設の新設が最も多かったのは中国の1300万キロワットで、2年連続で倍増しました。以下、米国の992万キロワット、スペインの246万キロワットがこれに次ぎます。

国別の総発電容量では、米国の3516万キロワットがトップです。

 
 日本の風力発電事情

風は無限で無償エネルギー資源です。また、風の運動エネルギーの約40%を電気エネルギーに変換できるといいます。
ただ、風力発電は、太陽光発電以上に時間変動の激しい発電方式です。

そのため、風力発電からの電力は、蓄電システムを介して送電することが必要になります。それに加えて日本は普及が進んでいる欧米諸国に比べ
大気の乱れが大きく、発電コストが高いものとなります。

海洋上に建設することになれば、基礎に巨額の費用が必要になり、更に塩害により、耐用年数もかなり短いものになるでしょう。また、
高層マンション並みの厳しい耐震基準が課せられるようになりました。

自然風は絶えず風速が変化しています。通常風速とは、10分間平均の値を示します。

ちなみに
世界気象機関(WMO)によると、1996年4月オーストラリア西部のバロー島で観測された秒速約113メートル(時速408キロ)という、強風の世界最大記録があります。(2010/02)

 
 洋上風力発電

産業技術総合開発機構(NEDO)と東京電力は2010年5月、千葉県銚子市沖で洋上風力発電の実証事業を共同で日本の気象条件に適したシステムの開発を目指すと発表。

具体的には、銚子市沖3キロ、
水深11メートルの地点に直径約90メートルの風車を備える出力2000キロワット以上の発電システムを1基設置。

4年間で天候による出力の変動などデータを収集しながら、自然環境への影響も調査2010年度中に着工し、2011年度上期中に完成させる予定。

総事業費は
35億円でうち3分の2はNEDOが負担。発電した電気は、海底ケーブルを通じて陸上の送電網に送る。

洋上は、陸上部と比べて風が強く
1.5倍程度の発電量が期待できるといいます。陸地から離れた本格的な洋上風力発電設備は、今回が国内初となりますが、欧州では、すでに計200万キロワットの洋上風力発電が導入されています。

他方、
(株)ウインドウパワーいばらきは、2010年7月は、茨城県鹿島灘の洋上風力発電所「ウインド・パワー・かみす」の風車7基が稼働を始めました。

納入した富士重工業と日立製作所によると、台風などに強いダウンウインドー方式で商用化するのは、世界で初めてといいます。
1基2000kwで年間約7000世帯分の電力をまかなう能力を持ちます。

 
 米国の風力発電事情

2010年4月、米国連邦政府は米ケープウィンドが2001年申請した洋上風力発電をようやく認可しました。建設予定地は米東海岸、マサチューセッツ州ケープコッド岬沖のナンタケット海峡コッド岬沖。

このコッド岬は資産家が豪勢な別荘を構える全米有数の
高級保養地。景観を損ねる、と住民は反対。ケネディの弟故エドワード・ケネディ氏もその1人で洋 上風力発電に関しては頑強な抵抗勢力でした。

オバマ大統領も民主党重鎮の意向にはあ からさまに逆らえなかったのです。 しかし、にらみを利かせていたケネディ氏が2009年8月に逝去したことで壁は崩れました。
ケープウィンドが過去9年間に使っ た費用は約5000万ドル(
約46億円)。

計画は年内に建設を開始し、2012年までには電力供給を開始する予定。風力発電機は
独シーメンス製。海面から風車の先端までが約134m、最大出力3.6メガワットの大型発電機を130基設置。

発電量 は最大
468メガワット。風力発電としては米国内最大級。建設総費用は10億ドル(約910億円)以上といいます。(日経ビジネス)

しかし、
米ウォルマート・ストアーズ)は風力 発電所について、電気料金の値上げにつながるという理由から不満を表明しています。

ウォルマートストアに電力を供給している英電力
ナショナル・グリッドは、3年後に操業開始予定の同事業の発電電力の半分を購入する契約を締結。同社は15年間に わたり、ケープ風力発電所からの供給電力を、州が定める1キロワット時(kWh)当たり約6セント(約5円)の上乗せ料金を含む1kWh当たり20.7セ ント(約18円)で購入します。

これは同社が、火力や水力などを使う従来型の発電所から電力を買い取る場合の、平均的な買電価格の2倍以上に相当。同社 はケープ風力発電所からの電力買い取りに伴い、平均的な顧客世帯の電気料金は月額1ドル59セント(約140円)、つまり2%程度値上がりすると試算して います。ナショナル・グリッドは、再生可能エネルギーの恩恵は万人が受けるため、幅広く費用負担を求めることは理にかなっていると主張。(Bloomberg Businessweek )

 
 洋上風車市場

2010年2月、三菱重工業の欧州原動機拠点であるMPSEは、英国政府と覚書を締結し、ビジネス・イノベーション省(BIS)から最大3,000万ポンド(約42億円)の補助金を受けて洋上風車の開発プロジェクトに取り組みます。

今回のMOU締結は、先にMPSEが英国エネルギー・気候変動省(DECC)から同設備の開発で81万ポンドの助成を受けることが決まったのに続くもので、
日本メーカーが洋上風車市場に参入するのは今回が初めて。

今回の補助金交付の対象となるプロジェクトは3つの段階で構成されます。第1段階は、5,000〜7,000kW級の洋上風車実証機を製作・試験、第2段階は、英国に洋上風車先端技術センターを設置して洋上風車の先端技術を開発。

そして第3段階は、大型の複合材タービンブレードの設計と開発、ならびに関連生産技術の開発を進める事。(日刊工業新聞)
 

 

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