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 モーダルシフト

地球温暖化が叫ばれる昨今、陸上輸送が主流となっている輸送形態から環境負荷の少ない輸送のあり方に変えていこうという動きが活発になってきました。


中でも国土交通省が中心となり様々な輸送機関が取り組んでいる
モーダルシフトは、陸上輸送から大量輸送が可能な海運や鉄道に転換(シフト)しCO2の排出量を抑えようとするものです。


陸上輸送によりトラック1台1台がそれぞれ消費する燃料を、
大量輸送が可能な海運を利用することで、CO2の排出量を1/3〜1/5削減と大幅に軽減することが可能となります。


 
 運搬とCO2

一人を1km運ぶのに排出する二酸化炭素量(1999年)

鉄道 5
新幹線 6
バス 19
自家用車 45
航空 30

      CO2 g/人km

1トンの荷物を1km運ぶのに排出する二酸化炭素量(1999年)

鉄道 6
営業用普通トラック 48
営業用小型トラック 180
航空 402
船舶 10

     CO2 g/人km(運輸関係エネルギー要覧)

 
 世界のモーダルシフト

世界の国々では、既に実践に移していますが、特にヨーロッパではその動きが盛んです。都市内では車に代わって低コストの路面電車を、そして都市間では飛行機に代わって超高速列車を、というのが潮流です。

ドイツでは戦後、路面電車が撤去された街も少なくなかったのですが、多くの街では行き残り、現在では改良を重ねて都市交通の主役として活躍しています。

フランスでは一時壊滅状態であったものを、各地で次々と復活させています。アメリカの都市でも1980年代以降、続々と路面電車の導入が進行しています。

都市間輸送でも、ボストン〜ニューヨーク〜ワシントンの北東回廊でついに最高速度240km/hの超高速列車が走り出しました。ただ、輸送見込みはせいぜい千人単位であり、日本の新幹線路線よりも桁が一〜二つ小さいものです。

ヨーロッパの超高速鉄道の路線でもこれは似通っており、
輸送人員が4万人未満ですが、それでも建設・供用され、国土の幹線としての重責を果たしているのです。

 
 エコシップマーク

エコシップマークとは、環境負荷の少ない海上輸送を一定以上の割合で利用した荷主企業や物流企業に、商品や、カタログ、車体等にご使用出来るマークです。とって海上輸送を通じて環境対策に貢献する企業の証となります。

第1回エコシップ認定事業者(株)ニチレイフーズ(株)ロジスティクス・プランナーは、千葉県船橋市と佐賀県鳥栖市の両物流拠点間の冷凍品輸送において、食品メーカーと3PL事業者+フェリー会社が一体となった日本初の冷凍食品物流システムのビジネスモデルを開発・構築してモーダルシフトを推進。

フェリー船社がシャーシ付の冷凍輸送機器を片道ベースで提供して、海陸一貫の温度管理体制付きで無人航送化したことで関東ー北九州間の全路冷凍トラック輸送に比較して、ドライバーの拘束時間が短縮され、労働負荷・コスト・輸送リスクを低減しました。

エステー(株)埼玉工場で生産する芳香剤・防虫剤等は、以前全量トラックで福岡県糟屋郡の物流基地へ輸送していましたが、関光汽船(株)が提案した環境負荷が少なく定時性で優位なフェリー輸送により、19年度においては100%海上輸送にモーダルシフトするとともに、CO2排出量の削減に貢献しました。    

 

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