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国が森林整備を目的として、管理費の一部を1口50万円または25万円でオーナーを募り、国 とオーナーで立ち木を共有する制度を1984年に始めました。99年度に募集が休止されるまでに延べ8万6千人が、総額500億円以上を出資し、全国の対象面積は2万5千ヘクタールにのぼります。
2010年、林野庁によると、国産材の価格の下落で、スギの立ち木価格は1立方メートルあたり約3300円と、1980年代の5分の1程度まで落ち込み、 結果対象地の9割以上で、「元本割れ」が起きています。
そのため、09年6月、元本割れした契約者75人が国に計3億8.800万円の損害賠償を求める訴訟を大阪地裁に起こしました。また、09年9月、24都府県の出資者128人が「元本割れのリスクを説明されず、多額の損失が出た」として、国に総額約1億1600万円の賠償を求め、大阪地裁に提訴しています。
契約満了時に立ち木を伐採・販売して、利益を持ち分に応じて分け合うため、2010年5月岐阜県東白川村の水源地に広がる国有林では、村営簡易水道の水源
池に泥が混じる被害が出ていたことがわかりました。スギ林がすべて切り倒された山の斜面は現在、表土がむき出しになっています。
水道への悪影響を心配する村では、同制度の契約者に立ち木の販売価格分を、補償金として支払う代わりに、
伐採を中止するという制度の導入を国に要望しています。
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マダガスカル中央高地の村では代々天然林を伐採し、跡地を焼き払って畑にする生活をしてきました。1900年に推計5500人だったのが、70年に1万5千人を超え、今では5万人。
森の衰退は当然の成り行きと言えます。
550人が住む北サカイボ村では2000年、村の山から木彫り用の木が消えました。村の周囲は大部分がはげ山状態。
木彫りの技術が2003年、無形文化遺産の前身にあたるユネスコの「人類の口承及び無形遺産の傑作宣言」を受けた後、材料の大半は別の村から買っている状態。
伝統的な家造りや木彫り作品に好まれる「ナトゥ」「タンボネカ」と地元で呼ばれる硬めの木は、徒歩2時間の森に少し生えるだけといいます。
木彫りに最適な固有種の苗の調達が進まず、かつての森の回復に見通しはないらしい。
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