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 世界の石炭生産量

2007年度における世界の石炭生産量ランキング(%)

1 中国  41.1
2 アメリカ  18.7
3 オーストラリア  6.9
4 インド  5.8
5 南アフリカ  4.8
6 ロシア  4.7

2007年の世界の石炭生産は64.88億トンですが、日本の石炭生産量128万トンは、世界全体に占める比率はわずか0.03%にすぎません。



世界の石炭生産:エネルギー白書

 
 日本の石炭事情

現在、我が国は石炭の国内供給のほぼ全量(99%以上)を海外からの輸入に依存しています。
2007年度は前年度に比べて715万トン増加し、1億8,943万トンと過去最高を記録しました。

しかし、三井鉱山は、08年3月北海道美唄市の三美炭鉱で、新たに露天掘りの
鉱区を開発する方針を固めました。国内での新たな石炭鉱区の開発は95年以来。採掘した石炭は火力発電の燃料として電力会社に販売する計画です。


業種における石炭消費を見ると、電気業での消費が8,702万トンと最も多く、次いで鉄鋼での消費が6,763万トンで、この2つの業種で全消費の82%を占めています。

第2次石油ショック以降は、石油代替政策の一環としての石炭火力発電所の新設及び増設に伴い、石炭消費量は増加しました。



田川市石炭・歴史博物館:筑豊に残存する唯一の竪坑関係遺跡です。

大牟田市石炭産業科学館:大牟田市は、かつてわが国最大の炭鉱の町でした。

 
 石炭の種類による用途
無煙炭
(むえんたん)
石炭化度が高く、燃やしたとき煙が少ない良質の石炭。
家庭用燃料やカーバイドの燃料に使われる。
瀝青炭
(れきせいたん)
粘結性が高い。コークスや製鉄用燃料に使われる。
亜瀝青炭
(あれきせいたん)
瀝青炭と性質は似ているが、水分を多く含み発熱量が低いことから主にボイラーに使われる。埋蔵量が多いことから、利用技術の研究が進められている。
褐炭
(かったん)
低品位の石炭。練炭・豆炭などの家庭用燃料として使われる。
泥炭
(でいたん)
石炭の成長過程である泥状の石炭。品質が悪いため、工業用として
使われることはないが、日本では戦争末期に貴重な燃料として使われた。
 
 新しい石炭

低炭化度炭は埋蔵量が多いものの、高水分のため発熱量が低く、乾燥すると自然発火性を発現するため、現在は主に生産地域での発電等の用途に限定されています。

しかし、灰分や硫黄含有量が低い等、良好な性状を有するものも多く、低剥度比のため経済的な条件で生産できる可能性が高いのです。
現在。それらを改善する技術の開発が進められています。

低炭化度炭改質は技術的には既に
実用化段階にあり、商業化の計画も進められています。

石炭は他のエネルギー源に比べて価格が低いため、前処理技術として位置付けられる改質技術も低い処理コストが要求されます。

 
 石炭災害リスク

石炭産業には炭鉱保安が大きな課題としてあります。2005年の死亡者数4,746人から2007年は3,786人と減少はしているものの、災害率は世界的に見て極めて高いのです。2008年は3,215人まで減少しています。

炭鉱災害では
ガス災害が182件発生し、778人が死亡しています。保安確保は社会問題ともなっています。

中国の稼働炭鉱の4割以上が高ガス炭鉱(ガス湧出10m3/t以上)に区分され、ガス湧出量予測技術の確立と地表及び坑内からの事前ガス抜き技術の高効率化が重要課題でです。

2010年6月、コロンビア北西部アマガの炭鉱で
爆発があり、AP通信や地元の報道によると、20人の遺体が運び出され、坑内に はなお60人が閉じこめられているが、救出作業は難航している模様。

メタンガスの充満が爆発の原因とみられ、深さ150メートル、長さ2キロの坑道が崩れました。 同地区の別の炭鉱では1977年にも86人が死亡する爆発事故がありました。

 
 石炭の消費

2007年度における世界の石炭消費量ランキング(百万トン)です。

1 中国  359.3
2 日本  53.99
3 インド  48.08
4 ロシア  47.06
5 ウクライナ  29.81
6 ドイツ  23.0

世界の石炭消費:エネルギー白書

 
 石炭資源調査

   石炭資源の調査方法

地表踏査

最初は地表踏査です。 石炭層は川岸や崖などに露頭として見えることがあり、細かな断層や、時には川の中を這い回り石炭の露頭を探します。また、そのデータをもとに大まかな石炭の分布を想定します。

地震探査

次は地震探査法により石炭の分布を確認します。地表に地面を揺らす機械を据えて地震波を発生させます。

地震波は地中各層の物理的特性によって変化します。この反射波や屈折率を地表で計測すると石炭層の分布や断層などが断面として確認出来ます。

ボーリング探査

同じ区域、同じ石炭層でも石炭の品質は変わりますので地震探査だけでは細かな石炭の厚さなどはわかりません。
ボーリング探査では地下の状態を細かく分析でき、石炭サンプルを分析することによって炭鉱開発の基礎資料となります。

 
 



 


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