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 世界の鉄鉱石生産量

2007年度における世界の鉄鉱石生産量ランキング(百万t)

1 中国  707.0
2 ブラジル  336.5
3 オーストラリア  299.0
4 インド  206.9
5 ロシア  105.0
6 ウクライナ 77.4

2007年の世界全体の鉄鉱石生産量は約20億トン。中国・ブラジル・オーストラリアの鉄鉱石生産量上位3カ国の合計で世界全体の約7割を占めます。

中国は鉄鉱石生産量世界一ですが、中国で生産される鉄鉱石は
品位が低く、品位を世界平均に調整すると中国の鉄鉱石生産量は約3億3200万トンとなります。

 
 中国の鉄鉱石事情

2009年6月、中国遼寧省本渓市で、アジア最大とみられる巨大な鉄鉱石鉱床が発見されました。推定埋蔵量は少なくとも30億トンとみられています。

今後、調査が進めば、埋蔵量は70億トン以上に達すると推測されており、
世界最大の規模になる可能性もあるといいます。

2010年に生産が開始され、2015年には年産500万トンに達する見通しです。

ただ、中国は旺盛な鉄鋼需要により生産した鉄鉱石を自国で消費するため、中国は世界最大の
鉄鉱石輸入国で、年間需要の6割、約4億トンを輸入に頼っています。

巨大鉱床の発見は、鉄鉱石の価格安定に寄与すると期待されていますが。鉱床が深く、含有量もあまり高くないため、コストがかかるとも指摘されているのです。

 
 鉄鉱石の品質

コスト・品質の面から商業的な鉱山が操業できるのは、オーストラリア、ブラジル、中国、カナダ、インド、ロシア、アメリカ合衆国、ウクライナなどに限られます。

各国の鉄鋼各社は、
ブラジルでの攻勢をかけています。理由の一つが高品質な鉄鉱石。

オーストラリアやブラジルの鉄鉱石はFeの占める割合が約65%と高品質。品質に加え、コストが安い地面から直接鉄鉱石を掘り出す
露天掘りの鉱山が多いのも魅力。

また鉄鉱石が産出される現地で生産すれば輸送費などのコストが削減できるうえ、欧米への輸出でも地理的なメリットは大きいのです。


釜石市立 鉄の歴史館


 
 鉄鋼業の輸送コスト

鉄鋼業は輸送費がコストのかなりの部分を占めています。

陸上輸送は高価ですが、海上輸送は安いので、海上輸送を充分活用すれば、コスト的に優位にたてるのです。

日本鉄鋼業が競争力を確保できたのは、
臨海立地で世界中の良質な資源を、大量の海上輸送で調達できたから。



それは、アメリカの中部で生産された鋼材を西海岸まで陸上輸送するよりも、日本から海上輸送で持っていったほうが安いという例が示しています。

 


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