E は本当に  なのか      - ウラン資源のリスク -                     ガイドマップ  ホーム
 
 基本的なリスク

ウランの鉱床が地表から浅いところにある場合は露天掘りが行われます。露天掘りの場合は大型機械の導入が可能なので、生産効率は坑内堀より大きい。

しかし、ウランを含んだ残土がむき出しになっているので乾くと
となって周辺に飛び散り、大雨が降ると川に流れ込むというように放射能による深刻な環境汚染が引き起こされます。

ウランを含んだ土には、ウランだけでなくトリウム、ラジウムなどの放射能も含まれ、これを吸い込むと肺がん、骨肉腫などの原因になります。

鉱床が深い場合に
坑内堀が行われます。鉱床まで坑道が掘られ鉱石を運び出します。発破によって鉱石を崩すので放射能を含む埃が坑内に充満。鉱夫のなかには肺がんになった人も多くいます。

鉱床内に直接硫酸などの溶媒を流し込み目的の金属を溶液中に溶かし出す方法があります。この方法では残滓はでませんが、溶媒及び放射能による深刻な
地下水汚染の原因となります。



 

 
 先住民の犠牲

ウラン鉱石が採れる鉱山は、アメリカ、カナダ、オーストラリア、インドなどで先住民が住んでいるところに多くあります。

ニューメキシコ州は1978年だけで、55のウラン鉱山が操業開始したほどです。だが、そこはまた、多くのアメリカ先住民の
居留区でもありました。

61年から68年まで採掘に徒事してきた元坑夫によると、ダイナマイトで坑道を爆破し、チリやホコリが充満する坑道内で、トンネルを掘り進めたのだ。
でも、危険な放射能を含んだチリであることを
知らされなかったし、マスクも手袋も与えられなかった。自身も、喘息と胸痛を併発。

鉱山で働いていた100人中20人以上が採掘が原因で死んだといいます。ウラン鉱山で働いた人たちの中には、肺ガンで亡くなる人が他の地域よりも
5倍も多いという報告もあります。

オーストラリアではジャビルカ等アボリジニーの人々が住んでいる土地から彼等を強制的に他の場所に移住させ、
聖地を壊し、強い反対をよそにウラン鉱石が掘り出されていました。

インドではカルカッタの北西、ジャールカンド州、先住民が暮らすジャドウゴダ村にウラン鉱山があります。この地方に住む先住民の生活の場であった場所に
鉱滓池を作り、鉱滓を投棄しているため、住民は放射能汚染にさらされ、癌や白血病なども多いといわれています。

 
 ウラン災害

1979年7月 ― あのスリーマイル原発事故から4カ月後のことですが ― ニューメキシコ州のチャーチロックでテーリングダムが決壊して1100トンのウラン鉱滓が流出し、コロラド川の支流のプエブロ川に流れ込んで、この川を水源としている1700人のナバホ族が被害を受けました。

また汚染された水や草を飲んだり食べたりした何千頭もの羊などの家畜が重度に汚染されました。(土井淑平報告)

しかし、あまり騒がれなかったのは、被害者の多くが
ナバホ族という先住民だからと言われています。

事故の後始末のための放射能汚染除去作業に従事した人は、放射能被曝を回避する防護マスクなどは用意されていなかった。そのため鉱山会社や連邦政府のずさんな
廃棄物管理について声を上げたことにより、連邦政府、自治政府が対策を始めたとのこと。

その後ナバホ先住民居留地ですべてのウラン鉱山と製錬所の再開発を禁止する
モラトリアムを宣言した先住民法を2005年に制定しました。

 

 
 


 


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